グローバル製品戦略
このセクションは、貴社のグローバル戦略を定義するためのヒントをいくつか挙げます。詳細は、スクロールダウンする、または次のサブセクションの見出しをクリックしてください。
グローバルマーケット – ローカル言語
グローバルマーケット – ローカル言語
英語はビジネス言語として世界中で使われていますが、世界中の潜在的なターゲットに到達するために、ユーザーが選んだ言語でのコミュニケーションを必要とするビジネスはますます増えています。例えば、インターネットでは英語で書かれたサイトが過半数を占めるとはいえ(特にアメリカ)、最近の調査によると:
• インターネットユーザーの 70% 以上が、英語を母国語としない人たちであり、アジア、アメリカそしてヨーロッパに住む 2 億人を越えるユーザーの母国語は英語ではありません。通貨、文化的慣習、マーケティングのスタイルそして言語など、ウェブコンテンツにおいては、期待するものがかなり異なります。
• ウェブサイトのコンテンツがインターネットユーザーの母国語で書かれている場合、ウェブサイトを観る可能性は2倍高くなり、オンラインで購入する可能性は3倍高くなります。
• 英語以外でウェブサイト上で最も頻繁に見られる言語は、フランス語、ドイツ語、中国語と日本語です。また特にヨーロッパそしてスカンジナビアグループでは、他の言語も増えています。
• 今日、ウェブユーザーが希望する言語でコミュニケーションを図ることは、ユーザーにとって好ましいオプションであるだけでなく、期待されていることでもあります。
• 多言語でコミュニケーションを提供するには、時間と費用がかかりますが、ビジネスには必要不可欠です。多言語によるコミュニケーションは、貴社にとっていくつかのメリットをもたらします、例えば:
• 費用対効果に優れた方法で海外市場に入り込むことができる 多言語によるウェブサイト作成し、実際に海外に事務所を展開することなく、貴社のビジネスを海外にも広げませんか。
• 国際的にブランドを認識させる ウェブサイトは従来のマーケティング活動の代わりに、貴社のブランドを国際的に定着させることができる、費用対効果に優れた方法です。
• 売上げが増える ウェブサイトで世界の人たちを対象とすることにより、売上げが伸びる可能性が非常に高くなります。例えば、オーストラリア統計局によると、オーストラリアで行われたオンラインショッピングの 69% が海外のサイトからアクセスされたものだそうです。
ウェブサイトのローカライゼーションの詳細については、ここをクリックしてください。
輸出する貴社の製品
貴社の製品を国際市場に輸出されたい場合、ターゲット市場の言語への翻訳についてお考えになったことと思います。しかしながら、翻訳はこの手順のほんの一部に過ぎません。貴社の製品を全世界の言語市場に送り込む準備をする際、どのような事態に直面するか、そして CTC がお役に立てる方法について説明します。
決断を下す
特定の言語市場での成功率と予算額を定めるには、仕事内容や費やす時間に対する洞察を必要とします。この段階になると、貴社のマーケティング部門では調査を行う必要があるかもしれません。調査なくして決断を下すことは難しくなります。国際的な製品を作る
国際化された製品は、後に他の市場に展開する場合においても翻訳は容易になります。多言語へ翻訳する際は、現地特有の表現や文化固有の内容を排除する必要があります。意図的に客観的かつ事実に基づいた内容にし、幅広い読者数のために文化固有の内容を含まないコピーを書きましょう。ローカライズされた製品を作る
ローカライズされた製品とは、特定の地域または国固有の要素がすべて含まれた製品のことです。製品を特定のターゲットグループに売り出すには、購入習慣を理解し、魅力的な戦略を作り出す必要があります。マーケティングのスタイルは国により異なります。(例えば、日本では「かわいい」宣伝が好まれます)製品を売るための資料をローカライズすることは、翻訳を超えた作業になる可能性があり、現地の宣伝・マーケティング専門家からアドバイスを要することがあります。これに比べれば、ソフトウェアのローカライゼーションは容易です。技術的な製品であるので、文化的要素が含まれる可能性は低くなります。ローカラーゼーションの手順が言語学的で技術的な場合、翻訳手順の一部として、標準的なソフトウェア言語語彙集を利用することができます。
製品の品質基準、重量および寸法、または法的要件など、他にローカライゼーションが必要な項目がある場合、ローカライズされる製品が他の地域のために適合し、また翻訳される必要があることを示します。
事前に計画を立てる
プロジェクトの翻訳が関わる部分はプロセス全体の重要な部分として取り扱い、最後になって付け加えで行うものではありません。事前に計画を立て、将来行う翻訳のために文書を準備すれば、かなりの時間と費用を節約することができます。 製品テストがさらに必要ですか?
• 英語版の保証書を単純に翻訳するだけでは不十分です。ターゲットである国の法律担当翻訳者または弁護士による見直しと修正が必要な場合があります。
• 国によっては、異なる整備契約書あるいは修理に関する要件があります。
• 製品登録カードに顧客アンケートが必要か?
• 文化固有の内容が含まれているか?
• 文章のスタイルまたはトーンを再現することができるか?
• 俗語あるいは口語的な内容を他の言語で説明しようとすると、その意味とインパクトが失われることがある。
スケジュール
• 製品の翻訳および/または製品の適合を評価に必要な時間をスケジュールに組込む。
• 時間短縮によって会社が直面する品質リスクを認識する。
• オリジナルの原稿を準備するための時間について考える。
• 余裕がある計画たてる。(国民の祝日や休暇を考慮する)。
サプライヤー
• ローカライゼーション/グローバライゼーションサプライヤーに会い、知り合いになる。
• 相互が関わる手順について理解する努力をする。
• 各々の国で行った調査を利用し、貴社の製品そして顧客のプロファイルを翻訳の担当者に伝える。
• 翻訳者が自主的に言語間の違いを調整してくれると仮定しないこと。
• 英語からフランス語に簡単に翻訳できても、英語からドイツ語に翻訳する場合は難しい場合がある。
• 最初にツールの互換性を試し、またフォントや DTP に関して適切な出力方法を決める。